急にランボに学校に来られ、さらに廊下でおもらしまでされたツナはかなりげんなりしていた。
ランボはいまだ、ツナのズボンを掴んで大泣きしている。
「なにやってんだツナ」
「・・・」
今日も遅刻してやってきた。
怪訝な顔でツナに声をかけてきたかと思うと、大泣きしているランボに顔を向けた。
ツナもランボに顔を向ける。
「・・・なるほど」
「・・・ああ」
やはりげんなりしてしまう。未だにクラスの全員から注目されている。
はため息をつくと、ランボの前にひょいとしゃがみこんだ。
ぽんぽんとランボの頭を叩くとそのまま撫でる。
「ほら、男の子がひょいひょい泣くなよ。恥ずかしいだろ」
「うわぁぁあああん!!」
「元気いーなー。ほーらー。泣かない泣かない。な」
宥めながら、両手の親指でランボの頬を拭う。
ぐすぐす鼻をすすりながらもなんとか落ち着いたランボを見て、ツナはぽかんとした。
教室の中のクラスメイトたちもぽかんとしている。
あのがと。
は体育祭以来、並盛の二強と恐れられている。
「よし。偉いぞ」
「うっ・・・うぅ・・・」
「・・・すげー」
思わずつぶやいてしまった。
は笑みを浮かべてランボの頭を撫でてやってる。
ひょいとが立ち上がった――のだが、はすぐに下を見た。
ランボがの服を引っ張ってじっと見上げている。
「・・・わい・・・」
「え?」
「いや。・・・あー・・・。どーしよ」
なにかがぽそりとつぶやいて、ツナは首をかしげる。
ぱっと口に手を当てたかと思うと、はランボから顔を背けてぼそぼそぼやいた。
「えー・・・うん。懐かれたね」
「・・・ぽいな」
「あー・・・悪いんだけどさ、一緒に家まで来てくれない?ランボも離れそうにないし(離れたら泣きそうだし)」
「・・・(言えてる)。まあ、いいけど。今日はまだ恭弥に捕まってねーし」
言い合って、二人して疲れた顔をしてしまう。
ありがと、と脱力しながら言うと、は苦笑いしてツナの頭をぽんと叩いた。
それからすぐに下を向く。
「ランボっていうのか?」
「ランボさん五歳だもんね!大好物はブドウとあめ玉!」
「そーか(こいつが例のランボ)。じゃ、行くぞランボ」
わしゃわしゃ頭を撫でたあとで、はランボに手を伸ばす。
ランボはしっかりの手を取った。しかしツナの服も未だに掴んでいる。
優しい笑みを浮かべていたはふっと笑うと、ゆっくり歩き出した。
「・・・意外と子供好きなんだな」
「ん?」
「なんでもない。つーかランボ、歩きづらいよ」
「せめて掴むなら手にしてやれー」
てぽてぽ二人の間を歩くランボの頭をぺしぺし叩いてツナが言う。が、の遊びに発展させられた。
待て、とツナがつっこんだが、はにやりと笑うだけ。
ランボはツナの手を掴んできた。
「これじゃ親子じゃん・・・」
「あはは!野郎二人で親子になるかっつーの」
「(女だろってアンタ)」
つっこんだが無視。
開いた片手をポケットに入れたは、ケラケラ笑いながら歩く。
調子を取り戻してやかましくなったランボの相手も始めた。しかも扱いが上手い。
はぁ、とため息をついたツナは、視線を感じて後ろを見て――ますますげんなりしてしまった。
クラス全員(担任含め)、教室の外まで出てこのニセ家族をじっと眺めていた。
家に帰って早速、母親に文句を言う。
ランボはただいま、にまかせて着替えさせてる。
ランボを抱き上げて戻ってきたが、ツナの母におじゃましてますと頭を下げた。
「初めまして。です」
「ああ貴方が!あらー良い男じゃない。ホントにツナの友達?」
「いうなれば兄的な」
「待て待て待て待て」
すちゃっと手を上げながらアホなことを言い出すにツナは思わずつっこみ。
まーまーと言われて、やはりツナは脱力してしまった。
「あら・・・」
「!!(しまったビアンキ!)」
「どーも」
リビングから出てきたビアンキが、を見て固まる。テーブルにはニヤッと笑うリボーン。
やばいと青ざめるツナとは裏腹に、はいたって呑気に挨拶した。ランボを抱えたまま。
「貴方もしかして・・・」
「そいつは異界の民だぞ。だ」
「異界の民!!」
くわっと表情を変えるビアンキ。
ツナどころかまで思わず引いている。
ばりっとランボを取ったビアンキが、ずんずんの前へ行った。
「握手してくれない?」
「は?は、はぁ・・・」
呆気に取られながら、が手を出す。
ビアンキはの手を取るとブンブン振った。
どう見ても顔が輝いている。
「まさか異界の民に会えるなんて・・・!!」
「はボンゴレファミリーだ。遅かれ早かれ会えてたぞ」
「私はビアンキ。よろしくね。むしろよろしく。かなりよろしく」
「は・・・・・・あぁ。ビアンキ・・・さん、ってもしかして、隼人の姉さん?(そして恐ろしいポイズンクッキング女王か)」
「(大正解)」
無理やりよろしくしようとするビアンキ。
ドン引きしていたは、きょとんとするとぱっと目を開けた。
今度はビアンキがきょとんとして、そうよ、と頷く。
裏側の会話は周りに一切もれていない。
「もしかして隼人にも会ったことがあるの?」
「俺、今ツナたちと同じ学校行ってるから。サボらなければ――馬鹿の子に呼び出されなけりゃ、毎日会うんだ」
「隼人のやつ・・・私に黙ってるなんて・・・!!」
ビアンキの周りに不穏な空気が流れる。
さすがのも、ビアンキの空気には勝てないらしい。青ざめて引いている。
まあこれからよろしくねさん付けとかいらないわ楽にして、と言うビアンキに、ぷっと吹き出してくすくす笑いながら、はああよろしく、と返した。
そして蚊帳の外だったランボがわぁああんと泣いている。
「あーあー。ほらランボ、泣くなって」
「あぁぁあああ!!」
がしゃがみこむと、ランボはに泣きつきに行く。
は頭を撫でて宥めている。
あーもー煩いなこのアホ牛、とツナがげんなりしていたのだが――着信音。
『緑〜たなびく』
「並盛のー。大なく小なく並ーが・いいー」
『・・・馬鹿?』
「(あ、今ヒバリさんのつっこみが聞こえた気がする)」
すばやく携帯を取ったにもかかわらず、はその後の歌まで歌う。
呆れ顔していたツナだが、えー、と顔をしかめたあとはいはいわかりましたよ、と立ち上がるを見て、ああいつもの呼び出しだ、と悟った。
のだが。
「・・・ランボ・・・」
ランボがから離れようとしない。
ツナ助けてくれ、と言われたが、無理、とツナは即答しておいた。
「・・・恭弥、わりーけどガキつれてっていいか?ああ、いい?いやー心が広いね恭弥クン素敵ー」
「(今絶対流してるな文句全部スルーだよ)」
「へいへい。んじゃーすぐ行く」
徒歩で、とにやりと笑いながら言って、はすぐに電話を切る。
あのヒバリ相手によくできるもんだと呆れ顔しつつ感心していたツナは、こいつ引っ張ってっていい?と問いかけられてむしろ持ってってと手を振った。
「夕方には帰るもんね!!」
「(いっそ帰ってこなくていいよ)」
「心でとどめておくあたりお前の優しさだよな」
腹黒いけど、と余計な電波が飛んでくる。
余計なお世話だよと電波を飛ばし返しておいた。
とランボが仲良さそうに外に出て行く。
二人を見送ったツナは、はぁとため息をついた。――その後、またリボーンの暇つぶしに付き合わされるとも知らずに。
ランボと共に学校に戻ったは、応接室に向かった。
がらりと扉を開けて入れば、奥の机に腰掛けた恭弥が顔を向けてくる。そのままちょっと眉をしかめた。
「なにその子供」
「ツナ関連。懐かれた。ランボ、挨拶は」
「おう!俺っちランボさんだもんね!」
「恭弥、挨拶は」
「子ども扱いしなでくれる?」
びしっと手を上げて元気よくあいさつしたランボ。
ランボに言ったのと同じように恭弥にふると睨まれた。はケラケラ笑う。
恭弥はため息をついてから、雲雀恭弥、と名前を言った。
「さて、ランボ。俺は仕事しなきゃならないんだ。恭弥に相手してもらえ」
「生憎だけど僕にも仕事があるんだ。誰か別の人に相手してもらいな」
恭弥を指差すがばっさり斬り捨てられる。
マジかよ、と顔をしかめて問いかけると、マジだよ、と恭弥はファイルを手に取った。本当にあるらしい。
あららと声を上げてから、は肩を竦ませる。
「残念ランボ、相手してくれる人いないや」
「いいよ!ランボさん一人でも平気だもんね!」
ひょいとしゃがみこんで言うと、ランボはやはり元気よく返してくる。
はにへらと笑うと、かわい〜といいながらランボの頭を撫でた。ランボはえへへーと笑う。
恭弥は、呆れ顔でため息だ。
「なにが可愛いんだか」
「子供はみんな可愛いじゃないか。ほっぺたぷにぷにーランボ可愛い〜〜っっ」
とうとうぎゅうと抱き締める。ただランボはぐぇえと呻いた。
悪い悪いとすぐ離す。
さっさと仕事する、とつっこまれて、はへーいと立ち上がった。
「いいかランボ、あんまり煩くするなよ。ここは遊ぶところじゃないからな」
「ん!」
勢いよくうなずいたランボだが、ぼーんと飛び乗ったソファで跳ね始める。
あーあと呆れ顔したは――恭弥が冷たい空気を出すのに気付いて顔を向けた。
「椅子は跳ねるものじゃないよ」
「ぐぴっ!!」
ひやりとするような恭弥の声に、ランボが固まる。
はぷっと吹き出すと、そうそう、と言ってランボの頭をぽんと叩いた。
「恭弥の言うとおり。ここにいたいなら大人しくしてな。恭弥は怒ると怖いぞ」
「僕の怒ったところ見たことないくせに」
「一度暴走したのは見たけどな。まぁ、これくらいいっときゃいいだろ」
ガタガタ震えているランボは、の手にすがりつくようにがっしり捕まっている。
大丈夫だって良い子にしてれば、と頭を叩くと、小さく頷いて大人しくソファに座った。
ぱたぱた足をばたつかせながらキョロキョロ周りを見ていたランボが、ちょこちょこ歩いてそこら辺の物を見たり触ったりし始める。
はどうなるかなぁとちょっと心配しつつ、パソコンを立ち上げて仕事を始めた。
「勝手に物に触らない」
「ぐぴゃ!!」
「落ちてきたら怪我するぞ、ランボ」
「壊したら弁償ね」
「・・・ガキ相手に」
また恭弥に叱られて、ランボが奇声を上げる。
はパソコンにデータを打ち込みながら適当に返した。
容赦ない恭弥の言葉を聞いて呆れ顔するが、恭弥は無表情で仕事をしている。
銃を取り出して撃とうとするランボに、また恭弥が「室内でむやみに発砲しない」と言った。
奇声を上げてびくりと体を震わせたランボが、ぶるぶる震えながらなにやらつぶやく。
今度は手榴弾を取り出すランボを見て、恭弥がため息をついた。
「危ないものばかり出すな。あんまり邪魔するようなら、ここから追い出すよ」
「ぐぴ!!」
「わかったら大人しくしてる」
目を細めて恭弥が言うと、ランボは涙目で固まる。
ぐっと服を掴んだランボは、俯いてぷるぷる震えた。
「ガ・マ・ン・・・!!」
どうやら泣きそうらしい。
ちらちら恭弥を警戒しながら、ランボはソファに座った。そこでふーと息をつく。
はため息をつくと、給湯室に入ってお茶を入れた。ランボにはジュースだ。
「コレ飲んで大人しくしてな」
「!!オレンジジュース!」
ランボは大喜びしてジュースを飲む。
はくくっと笑うと、恭弥にお茶を出した。
自分はちゃっかり窓に腰掛けて煙草を吸いだす。
「こぼさないように」
「!!」
「ぶっ・・・!」
危なっかしくジュースを飲むランボに、恭弥がまた声をかける。
危うくこぼしそうになったランボだが、なんとか持ちこたえたらしい。
二人のやり取りを見て、は噴出してしまう。
物凄く顔をしかめた恭弥になに?と問いかけられた。不機嫌だ。
「いや・・・!な、なんか・・・親子みたい・・・!恭弥かわいーっ」
「・・・なんで僕がかわいいになるのか分からないんだけど」
今度は物凄く呆れ顔された。
はケラケラ笑いながら恭弥の頭を撫でる。払われた。
「だってなんかお父さんみたいだったぞ、今までのやりとり」
「・・・」
「裏までみなけりゃ躾してるお父さんだって・・・!ランボはまんま子供だし。あー、も、可愛い・・・っ!」
くくくと腹を押さえてひたすら笑う。
恭弥は心底嫌な顔。ランボはきょとんとしてを見た。
「・・・じゃあ、はお母さんで」
「ぶっはははは!俺が母さんて!」
「嫌なこと全部父親に任せて、自分は可愛がるだけの母親ってところじゃない」
「あはははは!変わりに息子もお父さんも愛するって!むしろ愛でる!」
恭弥の一言を聞いて、とうとう爆笑。
愛でるはなしだろ、とのつっこみが入った。しかしは爆笑中だ。
てぽてぽやってきたランボが、きょろきょろ二人を見た。
「パパンとママン?」
「そうそう」
「冗談だけどね」
すぐさま斬り捨てる恭弥に、ここはのっとこうぜーとはケラケラ笑いながら手を振る。
なんだ、とランボはそっぽを向いて、あ!と声を上げた。
「リボーンだ!」
「は?」
「俺っち行ってくる!!」
「ばたばた走らない。埃が立つだろ」
ばたばた走り出すランボに、恭弥がまた言う。はやはり笑ってしまった。
ランボはびくりと体を揺らしてから、ばいばい!と言って出て行く。
ばいばーいと手を振ったは、窓の下を見てあぁと声を上げた。
「まーたなんかやらかすみたいだぞ、あいつら」
「・・・ふぅ。煩いのがいなくなったと思ったら、この真下でお祭りかい?」
相当鬱陶しかったらしい。中々に不機嫌な顔をしている。
はくすくす笑うと、窓までやってきて腕をつく恭弥の頭を撫でた。
「恭弥パパかわいかったのになー」
「・・・恭弥パパってなんだよ。恭弥パパって」
物凄く呆れたような顔でを見てくる恭弥。
しかし手はよかそうとしない。めんどくさそうだ。
下を見れば集まっているツナたち。
ランボが下の部屋の窓から現れると、早速隼人が喧嘩を売り始めた。
「子供相手に本気になって」
「まったく馬鹿な連中だね」
「とかいって、お前もランボ咬み殺したいとか思ってたんだろ」
「がいる間はとりあえずやらないよ。居ない時に騒がれたらどうなるかわからないけどね」
言ってにやりと笑う恭弥少年。
パパへの道は遠いなぁとつぶやいたら太ももを殴られた。
痛がっているうちに、ランボの飼育係で右腕が決まるなんて話しが進んでいる。
「参加してこなくていいの?」
「別に右腕なんて興味ねーし。呼ばれないってことはどうでもいいことなんだろ。また遊ばれてんな」
「彼も災難だね。毎度毎度」
「その内慣れるんでねーの」
ため息交じりの恭弥の後に、はケラケラ笑いながら投げやり発言。
次の隼人発言に、大爆笑することになる。
「俺・・・本当はランボ大好きです」
「(無理ありすぎーー!!)」
ツナのつっこみもバッチリ。
は腹を抱えて笑い、恭弥は噴出した。
「馬鹿の集まり?」
「あれで大真面目なんだ」
二人でくすくす笑いながら下を眺める。
隼人がまず先に挑戦したようだが、ランボの悪戯に激怒してすぐさまリタイア。
ランボはツナに逃げてがっしりしがみついている。
それを見てやはりは爆笑した。
恭弥に「あの子酷い目にあってるけどいいの?」と問いかけられたが面白いものは面白い。
次に挑戦したのは武。
最初上手くいっていた。さっすがタケとはぱちぱち拍手だ。
「あっちのほうがパパっぽいなー」
「子供は苦手なんだ」
「うんわかってる。それっぽい」
でも可愛かったなぁと思い出し笑いしながら浸れば、かなり白けた目で見られる。
傷つくからやめてくれと言っておいた。無視された。
上手くいくかと思いきや、野球部魂が炸裂。剛速球がランボの顔面へ。
痛そー・・・と顔を引きつらせたは、やはり耐え切れずぷっと吹き出してしまった。
恭弥はを見てやはり呆れる。
「何やってるんですかーーー!!!」
怒声が響いた。走ってきたのはハルだ。
あれーなんで他校なのにいんだ?というの疑問には、恭弥がすぐに「新体操部の試合にでもきたんじゃない」と答えてくれた。緑中との交流試合が予定されているらしい。
そんなのあったっけ?と首をかしげていると、恭弥が「あ」と声を上げる。
「あんなの自分に向けてるけどいいの?」
「は?あ」
どでかいバズーカを、ハルにもたれたランボが構えている。しかも自分に。
ドカーンと音が響いたかと思うと、ランボが消えて変わりに青年が現れた。
「ワオ」
「なんだあれ?――あぁ、十年バズーカか」
「なにそれ」
「撃たれた人は、十年後の自分と五分間だけ入れ替わるんだって」
怪訝な顔をする恭弥にツナから(愚痴で)きいた情報を教えると、ふーんと返事が返ってくる。
じゃあアレさっきの牛の子か、とつぶやく恭弥に、多分そうじゃね、とも返した。
見ればハルにひっぱたかれている。
「・・・エロって。ワイセツって」
「まぁ、女の子には刺激の強い格好かもね」
「恭弥もやってみたら?似合うどころか色気ありすぎて逆に襲われてそう」
「咬み殺すよ」
睨まれたがはケラケラ笑って流す。
ひっぱたかれて散々文句を言われた大人ランボは、隼人に虐められてふらふら去ろうとする。
しかし角を忘れていたのか、武に――ぶん投げられて思い切り額に刺さった。
やはりは爆笑。恭弥はもはやあきれ返っている。
うわぁぁああん!!と結局泣き出すランボを見て、全然変わってない、との結果が出た。
「そうだ!いるじゃん!!」
「あいつは風紀の仕事やら雑魚掃除やらで忙しいから、除外だ。やっぱツナが面倒みるしかねーな」
「お前最初からそのつもりだっただろーー!!」
リボーンとツナのやり取りを見て、やはりは腹を抱えて笑う。
恭弥はため息をつくと、さっさと仕事終らせるよと言って机に戻った。
初めて会ったあなたはとても優しくて暖かくて、俺にとって理想の母でした。(ただ父親は怖すぎたけど)